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旬菜だより #151

長らくお世話になりました                      2015.12.11

突然ですが、私百姓 銀次が年内でオトワファームを離れることとなりました。私は2011年1月に今のオトワファーム(旧称・野間農園)にやってきました。当時、農園スタッフの平均年齢は70歳を超えており、農園でできた温州みかん、甘夏、キウイフルーツを地元の市場やJAに破格の安さで卸していました。農村の一農家の典型です。途中で加わった私が自分の祖父ほどの年齢の方々に農園の方針を大転換することを理解していただくのが始めの大仕事でした。経済性のないミカン栽培から一部有機栽培の野菜作りに切り替えること。果樹栽培でも野菜でも農薬・化学肥料を一切使わないこと。再生産性を考えた価格で販売すること、それに見合う品質とサービスを提供すること。お客様と約束した出荷があるときには雨でも嵐でも収穫・出荷の作業があること・・・などなど。これらは今まで先輩方がやって来たことを否定してしまうことでもあるので、本当に大変なことでした。結局、一部は理解していただけないまま引退された方もいらっしゃいます。そんな中、今でもお付き合いいただいているUさんには本当に感謝です。
野菜畑ができるまで5か月ほどあったので準備は万全でした。用意できた野菜畑は5反(1500坪)これをほとんど一人で回しはじめました。(先輩スタッフには引き続きみかん、甘夏、キウイフルーツをお願いしました)開墾したばかりとはいえ、石ばかりの畑でしたので石を拾いながら野菜を作付ける毎日でした。
開墾したばかりの畑で野菜を育てるには自信がありました。以前、もっと条件の悪い赤土の畑を鍬一本で耕作したことがあったからです。忘れもしません6月、東京の販売スタッフに野菜を送り始めました。はじめはズッキーニからでした。東京のスタッフはまさか初年度から野菜が届くとは思っていなかったようで、連日送られてくるズッキーニの数に圧倒されて夜も魘されていたと後で聞きました。畑が回り始めると先輩スタッフも見るに見かねてか、いろいろ手伝ってくれるようになりました。
次に大変だったのが秋の害虫大発生でした。はじめて2年連続でしたが10月にヨトウムシの食害が止まらず、地上の野菜はほとんどすべて食い尽くされるという被害に合いました。(唯一、根菜は無事でした)農薬の使用をやめて、開墾して本来の自然の生態系に戻るまでそれなりの時間が必要だったようで、3年目の秋にはそれもほとんど収まり、無事収穫できるようになりました。みんなで這いつくばって、葉をひっくり返し、根元をほじくり返して虫を退治したのも今ではいい思い出です。
語り始めれば終わりがないほどいろいろありましたが、地域にも、この会社にも、人にも、お客様にも恵まれ、本当にお世話になりました。また、ここでしか経験できないこともたくさん経験させていただきました。いただいた宝を今後の人生に活かして「元気にやってるよ!」と堂々と言える人生を歩んでいきたいです。まだ決まっていないことも多いのですが、百姓 銀次は神奈川県足柄上郡中井町にて家族で新規就農する準備をしています。屋号は『虹色畑』です。今まで本当にありがとうございました。今後とも、オトワファームを、百姓 銀次を見守ってください。よろしくお願いします。

テラス・ド・フジ 百姓 銀次
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旬菜だより #150

秋の大感謝祭2015           2015.11.24
毎年11月23日の勤労感謝の日に行われる「秋の大感謝祭」。富士山麓(富士・富士宮周辺)のオーガニックな仲間たちが富士山の恵みに感謝し、自分たちの活動を外にも開かれた形で発表する場としてみんなで楽しむために毎年開催されています。今年はなんと19回になりました。実は私、銀次は所属や立場をかえながらこのお祭りを15年以上見てきました。はじめ、まだオーガニックという言葉が世になじみがなかった頃から、年々少しずつ参加者が増えて、何度か会場を変えて、いろいろな変化を受け入れながらも、始まった当時の趣旨を変えずに開催されてきました。特に今年は諸先輩方から任されたことも多く、世代交代も感じ「育てていただいている」ことを実感させられました。お祭りの最後の夕暮れ時に皆で歌う「ふるさと」の唄がいつも以上に感慨深かったです。こんなにも長く続けてこられた感謝祭に深く感謝します。
オーガニック農家が軒を連ねるイベントなので、皆が野菜を持ってくると内容が重なってしまうこともあり、他の農家さんも趣向を凝らした内容で出店するのが毎年の楽しみでもあります。今年は「マッサージ」や「消しゴムハンコ」などもありました。今年オトワファームは野菜の他「冬瓜のコンポート」と「フィグリーフティー」を販売しました。お客様はちょっとびっくりしながらも、とても好評でした。

旬菜だより_150_01

そして私、銀次は「でっかいトラクターに乗って気分は農家!なりきり農家写真撮影会」を担当させていただき、もんぺ(自作!)や麦わら帽子を用意して子供たちを迎えました。いつか「なりたい職業TOP10」に「百姓」が入りますように!!

旬菜だより_150_03

一方omaは「野菜でQ」ということで野菜のクイズを担当しました。野菜や野菜の花などの写真をお見せしながら・・・もちろん賞品は野菜やフルーツで盛り上がりました。
テラス・ド・フジ 百姓 銀次

照土富士(テラス・ド・フジ)通信vol.123

こんにちはomaです。いよいよ2015年も終わりに近づいて来ました。街の雰囲気はそろそろクリスマスムードになっていく頃ですが、農園では来シーズンの春夏の作付けのことを考えだしたりしています。少し早いのかなと思うぐらいの時に少しでも計画を立てておいたほうが後々、慌てなくて済むというのがいつものパターンです。そんな中、農園野菜を使ってくださっている文京区水道にあるtotoskkitchen(トトスクキッチン)さんにふらっと足を運んできました。

照土富士通信_123_001

写真は「金美人参とカリフラワーのポタージュ」です。金美(きんび)人参とは農園で栽培しているイエローキャロットのこと。臭みがなく火の通りも早く甘味の強いこの人参が、姿形を変えカリフラワーとのポタージュになっていました。ミキサーによく掛けられていて野菜の繊維を全く感じることなく、口にするとすっーと身体に染みこんでいくのがよくわかります。しかも食べている間、ずっと冷めることなく最後まであつあつのままでした。これから寒い冬にピッタリだと思います。その他にも優しさを感じられる美味しいお料理ばかりです。テイクアウトなども行っていますので、ぜひ足を運んでみてください。

totoskkitchen(トトスクキッチン)  住所 東京都文京区水道2-8-3 1F
東京メトロ有楽町線江戸川橋駅下車 電話03-5981-9292  
営業日 水~金9:00~17:00 土11:00~17:00(不定休も有)

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最後は収穫が始まった大根各種。左から、あじまるみ大根、旨味大根、赤峰大根、紅芯大根、紅しぐれ大根、紅化粧大根、生食、酢漬け、サラダ、煮物などなど種類によって使い方も様々です。食べ方のご案内も野菜と一緒にお送りするので、お料理の参考にしてみてください! oma

jus de mikan 完売のお知らせ。

この度、皆さまのおかげで
今期の jus de mikan が完売になりました。
ありがとうございます。

P3271517.jpg

(現在、野菜食堂、ピースキッチン、キャトルエピス静岡・富士、
ル・コントワール・ド・ビオス、よし川、CafePage、oto no ha Cafe 他で
お買い求め、もしくはお飲みいただけます。)

お得意様には事前にお知らせできればよかったのですが
年末を待たずにバタバタっと注文をいただきまして
1本もなくなってしまいました。

次回、新物お届けは青島みかんの完熟と追熟を待って
2月中旬頃を予定しています。

現在は早生みかんが採れ始めていて、日に日に甘くなっています。
青島みかんに比べ中の皮が薄く、程よい酸味があり
いくつでも食べたくなってしまう魅力があります。
別途お問い合わせいただけると幸いです。


なお、「キウイのコンフィチュール」「甘夏マーマレード」は引き続き
ピースキッチン、マツザカヤ富士ギフトショップ、
一本堂(品川旗の台店)、oto no ha Cafe 他でお求めになれます。
こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます。

IMG_3906s.jpg

百姓 銀次



旬菜だより #149

A品とB品の境目                 2015.10.30
この写真を見て下さい。オトワファームで採れたイエローキャロットです。先がしゅっと細くならないずんぐり姿の品種特性を残しながらも根の先端部分では二股、三股どころではない「ひげ根」だらけのものもあります。人参や大根がこのように「股」や「ひげ根」になる原因はいくつかあると言われています。一本まっすぐ伸びた根の先端が下に下に伸びていく過程で小石や枝、肥料などの有機物にあたってしまったり、虫が先端をかじってしまったりすることでこのような形になるそうです。どんなに優秀な百姓が育ててもこのような「股」や「ひげ根」は何割か出てしまうものです。
しかし、一般的にスーパーや八百屋で見かける人参はまっすぐで「股」や「ひげ根」のものを見かけることはありません。農協の出荷組合などでは厳しい出荷基準があって、そのような人参は出荷することができないのです。出荷できたとしても二束三文。出荷されずにゴミとして捨てられてしまうものも多くあります。厳しい出荷基準を設けることで産地の信用を築く、というのが基準を設ける目的とされていますが、果たしてその基準は消費者が求めるものなのでしょうか?自分が知る限り人参の出荷基準に「味」や「食味」「香り」などの本来食べ物として求められるはずの大切な項目はありません。「色」や「形」、「大きさ」などが出荷で最も重視される基準というのが現状のようです。農薬や化学肥料の使用などの安全に関しては自己責任、もしくは自己申告ということがほとんどです。


旬菜だより_149_01


皆さんは上の写真を見て、どの人参ならばまっすぐな人参と同じ価格でも購入しますか?調理するうえではちょっと面倒かもしれないこの「股」や「ひげ根」の人参ですが、実はまっすぐな人参よりも「香り」が高いと言われています。特に先端ほど香りが強く感じられます。お試しください。
A品、B品の境目というのは非常に悩む境界線です。生産者としては上の写真の中から3本くらいはA品として旬菜セットなどに入れさせていただけるとありがたいなぁ、と思っています。現在、オトワファームでは著しく可食部が減る、調理に手間がかかるものはB品とさせていただいています。ちょっと「股」になっていても可愛いものはA品として扱うことがあります。実はお客様にも「こういう人参もできる」ということを知っていただきたいという気持ちもあります。農薬や化学肥料を使用するほとんどの目的は先に述べた出荷基準を満たすためという事実があります。「味」や「食味」、「香り」を落さずに出荷基準を緩和することで世の中から農薬や化学肥料の使用を減らすことができると自分は信じています。
テラス・ド・フジ 百姓 銀次
プロフィール

照土富士

Author:照土富士
produced by otowafarm

照土富士【テラス・ド・フジ】はオトワファーム(旧野間農園)がつくる”はたけ””やさい”など、
そこでとれるモノを総称するブランド名です。

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